御殿山
井の頭公園の歴史(41)この地名は、三代将軍徳川家光が鷹狩りの際に、宿所を設けたことより、呼ばれるようになりました。所在は武蔵野市御殿山です。公園の西部分で、井の頭池の西側です。少し高台となり雑木林になっています。多種の樹々が見られます。常緑樹の松、杉のほか、落葉樹の桜、イヌシデ、コナラ、クヌギ、イロハモミジ、カツラ、ピンオークなどが秋に紅葉します。都会には珍しく自然豊かで、貴重な武蔵野の面影を残しているといわれています。
また御殿山から井の頭池の方へ降りる東南斜面には、約100本の梅林があり、2月初めには見頃となります。近くの野草園には、この頃フクジュソウ、カタクリなども見られます。ほかにも野鳥観察もできます。早朝の散策など四季を通して楽しめます。自然豊かな御殿山ですが、これらの自然環境を維持管理する取り組みも始まっています。市民団体の活躍のおかげです。皆さんで自然を大切にしましょう。
ほかに御殿山にあるもの。御殿山橋:これは自然文化園本園と御殿山雑木林をつなぐ歩道橋です。吉祥寺通りにかかります。橋の上から、晴れた日は富士山が見えます。朝夕、四季を通して表情豊かな富士山が楽しめます。
公園案内所(情報豊富)。開園100周年記念植樹のエドヒガンザクラ。御殿山遺跡の碑。松本訓導殉難碑など。
Posted by あか井の
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